ピアノの音色と人の音色

●  ピアノの音色と人の音色

こんにちは、岩渕優香です。

ピアノは、音色や響き方、タッチの感触がそれぞれ違います。

どのピアノにも一番輝ける音色があるので、私は、どれほどの意識でその音色を奏でてあげられるか、それを確かめます。

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どの指の感覚で、どれほど繊細な音が出るのか、指先、爪の先、指の関節、手首、腕、肩、体全体、どこを使いどこを意識をするとイメージしている音が出るのか。

そして、ピアノがどのように大切にされ、調整され、調律されているのか。

その統合のために全意識を注ぎ、物理的に体を使う練習をします。こんな大切な時に楽譜を一生懸命追いかけているようでは、ピアノがかわいそうだと感じます。

早くそのピアノが一番輝ける音色を出せるように、そこに感覚を持って行きたいのです。

何をそんなに人からの評価を気にしているの?自分に感じる時があります。自分がどこを見て、目指し、進んでいるのか。自身でみえていないようでは、人に頼り、人のせいにし、自分がなくなっていく感覚なのではと感じます。そしていつも不安で、その場でやり過ごす。なんとかなった、という感覚。それではいつも、いつまでも不安定で怖いです。

自分自身との感覚と、自然の原理原則とを混ざり合わせ波のように漂い、いつでもフラットであり、安心。

ずっとこうでありたいですね。本当、いつまでも修行です。

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ピアノと向き合い、自分と向き合うと、普段の生活へも影響していきます。自分に常に素直で在れるから、時には周りと合わず、違う感覚なのだと思い知らされる時もあります。

ですが、自分に常に素直で生きている人とはお互いに敢えて合わせようとせず、自然に合うものは合う、こんな事がしょっちゅうです。

あるピアノは、細かく細かく音色が刻めるグラデーションのよう。深い深い音が得意なピアノも。いくら自分が指の感覚を研ぎ澄ませても答えてくれない、答えられないピアノもあります。

逆にこんなにも彩りがあるピアノなのに、指が感覚を研ぎ澄ませてくれないので、一辺倒の音しか出てこない。そんな時もあります。

外見だけの真似をしたって、何も自分に取り込めていなければ、ただのモノマネ。その域で演奏している自分を見ると気分が悪くて、早く脱したくなります。いつでも、どの段階でもそうでない自分でありたい。

ピアノも、音色も、空間も、人と同じで、自然の原理原則と同じで、お互いに共鳴しないと良いものは生まれず、良いエネルギーが生まれてきません。

どこが本質なのかブレると、延々と、ブレてるよ〜と気づかせられる出来事が続くものです。そんな時に、人、周りにフォーカスするのか、自分にフォーカスするのか、で人生の進み方が変わりますね…。

何が自分にとって大切なのか…

ピアノの音色と向き合っていると、色々な感覚が生まれてきます。この感覚を忘れないでいる為に。

岩渕優香

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