練習曲は何のため?

● 練習曲は何のため?

こんにちは、藤沢市でピアノレッスンをしております岩渕優香です。

お子様のレッスンでは、練習曲を取り入れている生徒さんもいます。

練習曲って、同じことの繰り返しだし、曲を演奏している方が楽しい・・・なのにどうしてやるの?

と疑問に思うかもしれません。

私も、練習曲をたくさんやらなくちゃダメ!とは思っていません。

ではどうしてやるのか?

それは、演奏したい曲で想うように演奏できるようになるためです。

生徒さんにも伝えているのは、「練習曲をできるようになるための練習ではない」ということです。

昨日のレッスンのときにも、練習曲の話になりました。

その時に例え話としてシャンプーの話題に。

シャンプーを買うときに、「このシャンプーを手に入れたいんだ!!」と思ったその先に目的があるはずです。

シャンプーを買う目的は? → 髪の毛を綺麗に保つため、ですよね。

練習曲の目的は? → 演奏したい曲を想うように演奏するため なんです。

だから、練習曲を練習しているときには、その先の未来を描きながら練習すると、全然苦にならないのです♪

それがわかった生徒さんの表情を見ていたら、少し晴れやかになったようでした。

何の目的・ゴールなのかがわからないまま、やみくもに練習して上手になったところで、一体なんだったのだろう・・・となってしまいます。

それは、とっても勿体無いこと!

ただ!

練習曲が絶対!とも思っていません。

なぜなら、私がさほど練習曲に取り組んでこなかったから。笑

では、どうやって難しいパッセージなども演奏できるようになったのか。

それは、演奏している曲の中で、練習曲のように繰り返し手に馴染ませる練習をしたから。です!

練習しているときに、つまづいてしまうところを、どうしてもスラスラ演奏したい!という気持ちが強くて、つまづいたら、とにかくその部分を繰り返し繰り返し繰り返し練習していました。

なので、わざわざ練習曲に取り組んでいません。

どちらでも良いと思います^^

つまづいたら、嫌だな・・・って、結局は『想ったイメージに浸りたい、世界観に浸りたい』のに、邪魔されるのが嫌ってだけなんです。

だれかに褒められたい、とか、そういうことではなく、です♪

岩渕優香