一回のレッスンで感覚が変わる✨

● 一回のレッスンで感覚が変わる✨

こんにちは、藤沢市亀井野でピアノレッスンをしております、岩渕優香です。

『こんな感じの曲、弾きたい!』という想いを持って、ピアノを楽しみ「日々の生活の息抜きになっている」と話してくれている中学生の生徒さんがいます。

この生徒さんは、ギロックの[ジャズスタイル]の曲をどんどん演奏して、レパートリーを増やしています。いま取り組んでいる曲は『土曜の夜はバーボンストリート』。

 

楽譜は読めているし、そつなく演奏できている、というそんな状態から

「お!なんだかイイカンジ!」な演奏を目指しています♬

 

今回30分のレッスンの中で、お伝えしたことはたったひとつ!

「パウン」のタッチ感!なんのこっちゃ!笑

とにもかくにもまずはレッスン一番始めの演奏(before)をお聴きください。

いかがでしょうか?

止まらずにそつなく演奏できていますよね。

ここからさらに

演奏している本人も、聴いている私もウキウキできる「イイカンジ!」な演奏を目指しレッスンスタートです。

 

今回のレッスンで伝えたかったコトはひとつ。

それはノリ方の変換です。演奏の感じ方を変えていきます。

例えば、楽譜通りのリズムで演奏している、楽譜通りの音、強弱で演奏している。

でも、演奏している本人の感じたノリ、というものが無いと、機械的な演奏に感じてしまうのです。

そこを打開するには、ノリ方の変換をして、そのノリに慣れていくことが第一段階。

そして

そのノリを自分の内側から「ワク!」と出していくことが第二段階で『個性』になります。

ということで、今回は、その第一段階のノリ方の変換レッスンです。
ノリ方を変換していく中、そのノリに合うタッチ感もレッスンしました。

それが、冒頭に伝えた『パウン』と感じる、ということです。

 

まずは、私が全体に演奏して、聴いてもらい、真似できるところはすぐに盗んで演奏してもらいます。

聴いた演奏を、なんとなく真似、がとっても得意な生徒さん。
よく聴いています。

余談ですが、オススメのCDを無理やり(笑)お貸しして、プロの演奏もたくさん聴いてもらっています。(私も先生からたくさん聴きなさい〜!とよく言われたものです)

 

そこからさらに

フレーズ、左手のベース音、ジャズの「ズジャッ」な伴奏をどう感じるか、タッチの感覚、練習、それを繰り返していきました。

でも、レッスン中はずーっと『パウン、ね!』と擬音^^;
(もう少し、言葉にできたら。。。)

また、強弱記号のp(ピアノ)があり[弱く弾く]という部分も、音になっているけれど、もう少し生き生きした音にしたい!欲が。

 

そこで、木管楽器も演奏しているこの生徒さんには
「そのタッチだと、木管楽器で息をしないで演奏しているのと同じ感じだよ。弱く、でも息を吹いて演奏するよね?あの感覚なんだけど・・・」
と、わかるかな〜伝わるかな〜と、あの手この手でレッスンします。

その後は、演奏してもらい、ちょっとどいて〜と私が演奏&解説。

また演奏してもらい(踊りながら聴く私)、ちょっとどいて〜と私が演奏&解説。の、エンドレス笑

 

この時間は

演奏がどんどんきらきらしてきて
聴いていてわくわくしてきて
音が生き生きしてきて

私にとって、最高に楽しくて面白い時間です。
(生徒さんにとってもそうだと良いな〜。)

ですが、こんな楽しい時間はあっと言う間・・・。

では、レッスン最後の演奏(after)を聴いてみてください。

いかがでしょうか?かなりイイカンジになりました!!

今回のレッスンで初めて言われたことばかりなのですが、懸命にトライしています。

明らかに感覚が変わっているな、と空気感でわかりました。

 

この感覚、何度も演奏して、慣れて、自分のモノにしていくと、さらにさらに「イイカンジ!」「かっこいい♬」「素敵だなあ」という演奏になります。

そして

自分で自分の演奏が好きになっていきます^^

 

レッスンでは、言われたことをやってみる、の繰り返しなので、その「やってみる」はクリアできました。
あとは、持ち帰って、自分自身でこの体感を覚えて、練習が大切です。

でも、少しやっただけではなかなか出来ないものです。なので、何度も「ああでもない、こうでもない」を繰り返していくのです。

そして、どんどん磨かれていく♬

この過程も、楽しんでもらいたいな〜と思います。

 

何度か動画を見ていると、もう少し細かい部分で、こう伝えたいな〜とか、このニュアンスを伝えたいな〜という気持ちになっています。さらに良くなるなんて嬉しい!

楽しみです^^

また書きます!

*現在、新規生徒さん募集は停止しております。